<< 台湾デザインセンター:社会人向け教育講座 | main | OSORO CREATIVE LASER NIGHT! >>

DIWO Lab.

DIWO Lab.DIWOとはDo it with othersという略で、インターネットにおけるデザインの考え方は
オープンソース化やシェアリングされることで新たな進化を遂げるという考え方です。

FabCafeで行われたこのイベントは、東京都、東京文化発信プロジェクト室、FabCafeが主催で、Fabの可能性をプレゼンターのトークを交えてアイディアから制作プロセスへデジタルダイレクトなものつくりを公開するというもの。

今回、DIWOを実施するにあたって共同制作者は産技研の上野氏と「かたちのふしぎ」と題してUNI+FORMという新しい概念のデザインツールを開発しました。

このユニットは面の最小単位である三角形を元に頂点を活かした骨格をデザインしたもので、理論上デルタ多面体を基本として無制限に形を作って行く事ができるユニットになっています。
さまざまなカタチを試行錯誤しながらカタチの持つ不思議さを体験出来る数学であり、アートであり、自然の持つ美しさを学べる知育デザインツールなのです。
故に、触ると「こうしたら。ああしたら。。。」と、どんどん思いもよらない形が見えてくるので時間を忘れてまるで彫刻家のごとく組み立てている自分に気づくはず。
(マグネットの大きさと磁力が絶妙で、大きくなればなるほど組み上げるのがバランスパズルのように難易度も増します)

現段階では正二十面体を理想として組み上げられます。
それは正二十面体内には自然界にも見られる美しさの比率、黄金比が3つ含まれているからです。
(黄金比をX,Y,Zで直行させ、その頂点を線で結ぶと正二十面体になるのです)
さらに、このデザインは頂点を活かした骨格デザインになっているので、ユニットは20個で二十面体を表しますが、見方を変えると双対形状である菱形三十面体を現わすことも出来ます。
この不思議さが体感出来るツールはないので今回Fabで大人も子供も触って理解出来る「かたちのふしぎ」を作ったというわけです。
写真を見て頂ければわかりますが、見る角度によって見える形が全く違うので同じ形状でも面白い表情を沢山探せるのも特徴です。

FabCafeレポートページ

FabCafeイベントページ


search this site.
menu
selected entries
archives
others
mobile
qrcode